ラーチャえだまめ

ファルコン・レイクのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)
5.0
『結論:夏休み調子乗りすぎると危険』




どーもどーも先日会社のエレベーターで鉢合わせになった先輩から「顔死んでますけど大丈夫ですか?」と言われましたラーチャえだまめです。本日はそんな死人にクチナシならぬ死人も嫉妬する“「少し変わった」甘酸っぱい青春時代”を謳歌する2人の少年少女のランデブぅぅ!?



「こんな幼馴染いたら俺の人生180度変わってた。」



なんということでしょう!?いい年ぶっこいたアダルト野郎にはあまりに眩いこ、これが青春というヤツか……!!14歳のうぶ中のうぶ助バスティアンが経験する夏の“デキゴト”それ即ち16歳の年上の少女クロエとのお久ブリーフの“再開”であった__?小さい頃はよく一緒に寝たりお風呂に入ったりした仲、だったあの子も今やオトナの階段を登る16歳……歳をとる毎に“2歳差”なんて意味のない数字に思えてくるのに思春期ど真ん中世代の10代の“2歳差”はシガンシナ区の壁より高くそびえ立つ壁の如く!?しかもそれが“男女間”だとこの差はまるで5才児のサルとハタチの飼育員……14歳男子、まだまだ子どもなバツティアンに対し16歳女子、クロエはもう完全に……


本作は子どもの成長=“性の目覚め”をバスティアンがクロエを“異性”として徐々に意識していく過程を丁寧に描くことで表現している。監督はカナダ出身の俳優シャルロット・ルボン。今作が“初監督”らしいのですが、全編16ミリフィルムで撮られたノスタルジックな世界の構築などとても初監督とは思えぬ画作り&子役に自然な演技を吹き込む天才か?さらに「ファルコンレイク」に住む亡霊のウワサ、という少し“ダークファンタジー”いや「ホラー」要素が意外と強めなのも面白い。まぁ演出事態は古典的でジャンプスケア的怖さではなくデヴィッド・ロウリーの「ゴースト・ストーリー」みたいな?“切なさ”の残る……あ、まだ言ってませんでしたっけ





“「アフター・サン」が好きな人はとりあえずオヌヌメしない理由がない”




↓ブログにもあげました(ネタバレなし&ネタバレ・考察)↓https://www.edamame-movie.com
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