微妙…というのが見終わった際の感想。
戦国時代を描いた作品だが恋愛がテーマなので見応えがある合戦シーンはない。それは構わないのだけど、肝心の恋愛シーンもそれぞれが惹かれ合う過程をもう少し丁寧に深掘りして欲しかった。
尺の問題もあるだろうが、時代が飛び飛びで、ツギハギのような感じになっていた。
ラストシーンは夢から覚めずにそのままあの夢が現実だったパターンの方が個人的には意外性があって良かったと思う。
この映画の一番の見どころは、間違いなく綾瀬はるかの演技。普段の天然でおっとりしたイメージからはかけ離れた、芯の強いカッコイイ系の濃姫を見事に演じていた。
彼女の演技力に驚かされたという点でいうと、いい映画だったのかもしれない。
あと、斎藤工がどこに出演しているかを探しながら観ると面白いと思う。私はエンドロールみるまで気づけなかった…あの擬態はハイレベルすぎる。