【三島のキャバレーで「粋な別れ」】71

福井生まれ富士宮在宅の暴れん坊おやじ、夏木勲がとにかくかっこいい。でも映画はどこかヘン。いい話にしようとしておかしな話になってる。昔は普通だった頑固オヤジも、今見ると変に見えるんだな、きっと。
弟を先に殴っておきながら殴り返されると「おやじと同じで暴力ばっかり」とかいって泣く姉ちゃんがすてき。貸家の前のよろず屋とか、読んでるマンガがDr.スランプとか、花澤徳栄とか柳沢慎吾とか、懐かしい。エンドクレジットに「渡辺徹」とあったのだが、はて。
おやじがものすごい山の中に土地を買ったときはこれはヤバいと思ったのだが、建前のころには周りも多少開けて、ほんとによかった。餅まきで、袋に入れるわけでもなんでもなく餅をそのままぶん投げ、みんな地面から拾ってるのを見て、やっぱり世の中これくらいの雑さがいいよな、としみじみ。

父から家を建てる計画を聞かされいつもの戯言かと呆れる息子。

児童映画ってハズレがないなぁ。こちらもホロリとさせられる良い作品だった。忍者屋敷に夢のマイルーム…こどもの想像力ってすばらしい。

おやじ・夏八木勲が気持ちよさそうにスナックで披露していた曲が気になる。

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