ツネイシ

金の国 水の国のツネイシのレビュー・感想・評価

金の国 水の国(2023年製作の映画)
3.7

『 私が渡ったら崩れてしまうわ。』


原作コミック未読。

些細な理由から長い間敵対して
戦争を続けたふたつの国。

戦いに倦み休戦した両国の協定で
出逢った男女が惹かれあってゆき
両国の真実和解の契機となる。

仮想歴史ものプラスロマコメ。

鑑賞前の想定よりもド直球の
反戦メッセージが前面に出て
ました。

なのでドラマの中枢で活躍するの
は両国に『橋を架ける』スキルと
ビジョンを持つナランバヤルさん。

ロマコメ要素は味付け程度なので
ぽっちゃりお姫様の物語での活躍
はあんまりなかった印象。

両国の政治経済的な情勢の設定
など意外とシリアスに練られて
いる中、女性向けの作品らしい
やや呑み込み辛い設定のキャラ
も結構いて、うん?となる面も
あったかな。

このぽっちゃりビジュアルでも
女性向けコミックとしては冒険
したキャラクターなのかもです
が、食いしん坊や酒豪といった
属性が前に出ていないので若干
物足りなかったかも。

個人的にはナランバヤルくんの
江戸弁?も微妙だったかなぁ。

ヒロインのお姉さんなど掘る余地
の大きいキャラが意外と活躍して
いないのも若干勿体無いかも。


かがみの弧城につづいて嫁さん
チョイスで彼女と鑑賞しました。

チラシ見ながら次なに観たいか
きいてみたら特に惹かれ合るの
無かったみたいで次はコナン😆
ツネイシ

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