腐り姫

バーバリアンの腐り姫のレビュー・感想・評価

バーバリアン(2022年製作の映画)
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♪バーバリアン、バーバリアン、バーバーリアーン~
ところでバーバリアンて何?⇒ググりました⇒Answer「野蛮人」「未開人」うーん、何だかしっくりくるような、来ないような。

観終わった映画の印象は以下の3つでござんす。ご参照ください。
①過剰に胡散臭すぎるAKA俺の嫁ビル・スカルスガルド演じるキース
②ジャスティン・ロング演じるAJのクズ男っぷり
③終盤のコントばりのコメディ展開
…の3本でお送りします。

とくに②のAJのクズっぷりが面白すぎて、尋常じゃないくらいの『ざまあ』感に笑ってしまう。それが③につながる。

【①】構成としては3部(2部ともいえる)構成で、トレーラーでは1部(開始45分)までを集約して作ってあったのを見たので、予告編を見ても全くネタバレにならないし、むしろ参考にならないような気も。(予告編によってはもっとわかる感じなのかもしれんが)1部ではヒロインの女性が一人で予約したはずの民泊先に何故か潜入している(笑)キースがとにかく怪しすぎて、怪しすぎて、ゆきぃぐぅにぃいいい~♪ 真相はどうあれ、あいつは多分やばいやつです。(笑)

【脱線】あ、そうそう。ホラー映画でよくあるじゃないすか。冒頭にファーストヴィクティムが2,3分間出てきて、さくっとやられる⇒その数か月後…本編開始みたいなくそ展開。それがチープに感じられるので、この映画はそんなことはなくヒロインが夜中に車を停めて、民泊先に到着するところからはじまるという展開であったので、先が読めなくてよかったです。

【脱線②なぜかこのタイミングで総評】最終的な感想としてはいろいろと仕掛けようと思えば、仕掛けられたはずなのに、後半からは始終「それ」に頼りっきりになっていたので、惜しいところ。大体真相があれなら地下はもっと汚くて臭くて、変な音がして、気色悪くて、見ているだけで吐き気がするくらいじゃないとだめでしょ。ちょっと上品すぎる汚さだったわ。ブルジョワが想像する汚さだったわ。もっと汚くあれよ。(念のため記載しておきますが、私は冬場でも毎日お風呂に入っています⇒誰向けのフォローよ)せっかく良い具材がそろっているのに、料理せずに出さずじまい的な。(ネタバレなしだと書くのが難しい)みなさん大好き「地下にあんなものが系の映画」にしてはもっといっぱいいろんなものを出してもよいのではないのか。(ほら、紙袋かぶってレッドカーペットに出てきたイギリスのおにいちゃんが主演した双眼鏡でお隣を覗いていたらやべえやつだったっていうバンバンビダンバンバンビダンダン♪な映画みたいにさ、下におっこちてギャー、ギャーといろんなものがでてきたわけで)

【②③】とにかくAJのくずっぷりが拍車かかっていて、もうホラー描写がコメディなんすよ。はじめのうちはAJって口ではあんなこといっているけれど、調子こいた勘違いスターでちょっと寂しいやつなんじゃないの?と思うんだけど、どんどんどんどん、クズさがでてきて、もうクズさの総合商社なんですよ。デパートですよ。(懐かしい表現)そんなAJが恐ろしい目にあっても、わろてもろて(使い方あってんのか)

【どんな人向け?!】ただ地下の暗闇描写は結構時間かけて描いているので、ホラー苦手な人(暗闇が怖い人)は要注意。ところがどっこいホラー好きにはコメディ色強く感じる。
ビル・スカルスガルドのファンはもちろん必見。キュン死にdeath!君の胡散臭さに乾杯!チアーズ!
ビル演じるキース「僕はソファで寝るから君はベッドで寝なよ」⇒ヒロイン「清潔なシーツじゃないと寝られないの、no offence」じゃねえよ。俺と代われ、女!俺ならキースと一緒にベッドで寝るわい!(ふんがふんが)ところで画像検索でbill skarsgardを検索したら、なんか若い女(ファン)と腕組んでる写真いっぱい出てきたんで、私とりあえず、荷造りしてスウェーデン行くわ。私も腕組んでもらうわ⇒私の苗字がスカルスガルドに代わる日。
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