hoka

バーバリアンのhokaのネタバレレビュー・内容・結末

バーバリアン(2022年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

デトロイトを描いたロボコップは予想された未来だったが、これは2011年に財政破綻し実際ゴーストタウン化しているブライトムアを撮影場所にしているなら、撮影許可を出した行政側の判断はエッジが効いている。

今作でデトロイトのイメージが良くなる事はないだろうし、逆にホラーの名所にでもするつもりだろうか?

底を打った五年前から随分復興が進んでいるらしいが、地価も随分暴落したのでAirbnbも格安なんだと思う。

Basementのさらなる地下に広大な洞穴があり、そこに住み続ける奇妙な親子。

あれシリアルキラー親父が数十年掛けて掘ったのだろうか?

今回のモンスターは、実際にあった事件を参考にしているかどうかはわからないが、フリッツル事件などを連想させて気が滅入るし、近親交配による遺伝子異常が彼女の行動や姿形の原因であれば、全く彼女が責を負うべきものではない。
そういう意味では貞子を連想させる。

怖いというより、観ていられないほど憐憫の情を禁じ得ない。
銃で撃たれた後、またあそこに戻って母性を誰かに向けられる暮らしをしていればいいと思う。
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