めっっちゃ楽しみにしていたんだけど、ちょっと思ってたんと違う。
すごく丁寧につくられた映画で、アナデアルマスの演技もよかった！
でもなぁ〜やっぱりなんかちょっと違う………
この映画で彼女が演じてたのはマリリンじゃなくてノーマ・ジーンや『ブロンド』。
その、マリリンではないノーマの悲劇を、3時間近く（？）見続けるにはやっぱりキツい…精神的にやられる…
周りの人間を悪く描きすぎているような気もして、実際そういうことがあったのかもしれないけど、ああいう表現だと、ノーマ・ジーンの尊厳を二重に踏みにじっていないか？
せっかくなんだから、マリリン・モンローというかノーマ・ジーンの、偶像として役者としての努力とか、才能とかも描いてほしかった…だって、ノーマ・ジーンはただの哀れで可哀想で悲劇なだけの女性ではないはず。
彼女の素晴らしさについては、もうこれまでにも散々語られてきた（みんな知ってる）からってことなのかな…？
ノーマ・ジーンへのリスペクトを表さずにして、何を伝える映画なんだ…？
