先にパーカー大佐目線でエルヴィスの半生を描いた「エルヴィス」を見ておいてよかった！むしろそれがなかったら、エルヴィスがただのク◯男にしか見えない映画。笑
プリシラ役の演技が素晴らしく、14歳のときの彼の世界に足を踏み入れる怖さと好奇心から、恋に落ちる瞬間、戸惑い、諦め、新たな決意…と、ひとりの女性の移り行く感情と成長を、少ないセリフながら、メイクの下から覗く瞳で語っていた。
そして何よりどのシーンもかわいくてキレイで溜息が出るほど。
イチャイチャ（＆焦らし）シーンは、ちょっとした成人向け映画ってくらいに甘くて官能的でドキドキしちゃった。
エルヴィスの蛮行については、今の時代の倫理観でジャッジするのはやや不公平かな。まぁそれでもク◯には違いないんやけど。笑 失礼。
こどもが産まれてから決断をするまでの心の動きをもう少し掘り下げてほしかった。何が決定打だったのか。
映画では語られていないけど、プリシラさんのその後は女優として母として実業家として成功されていて何よりです。
ソフィア・コッポラ監督らしくオシャレで美しくて、あの時代のファッションや音楽が好きな人にはオススメ、いい映画でした。ピアノのある白い部屋のインテリアとブルーのドレスがかなり好み！
