メンヘラ&不幸のオンパレード。暴露本やゴシップネタを映画化しちゃったけど既に亡くなっている登場人物ばかりだから文句も言えまい感が鼻につくし、人の不幸を売りにしているようでいただけない。時々思い出したかのように挟まれるアーティスティックでしょと言わんばかりのシーンも薄っぺらい。これなら「イヴの総て」等マリリン出演作を観る方がマシ。
とはいえ3時間近い作品を最後まで見届けたので、アナデアルマスの被写体としての撮れ高は成功しているのかもしれないが、ケネディ大統領とのセクシータイムにおける不要な描写にゲンナリ。マリリンが体験した性的搾取をアナデアルマスでも(結果として)メタ的表現してるってか？何もそこまでしなくても…。
