リリー

ブロンドのリリーのレビュー・感想・評価

ブロンド(2022年製作の映画)
3.0
この映画がとても政治的だと解釈するのは考えすぎ?中絶に対して批判的(6月、共和党員の判事が過半数のアメリカ連邦最高裁が州の妊娠中絶禁止措置を認める判決を下した。)で、また民主党批判(ケネディ元大統領を非人間的な男尊女卑の権化として描いている)を表明している?共和党のトランプを痛烈批判したハリウッドが、究極の女性蔑視論者の集まりであったり。でも、この監督はアメリカ人ではないからなあ。
よくわからないのですが、情緒不安定で受け身で自己肯定感が低いマリリン•モンローが、このような政治的な思想やマスコミの犠牲者になったように描かれています。
この映画がフィクションだとは聞いていますが、マリリン・モンローは本当は「頭が空っぽのブロンド」ではなくもっと自立して頭脳があったのだと思います。マリリン・モンローをブロデュースしたのはマリリン・モンローなのでしょうから。
この映画を観て、フィクションではなく本当の彼女の姿を知りたくなりました。
リリー

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