気持ち悪くて不快で、
なのに抜群に美しい
ちょっとこれ、たまんない♡
生態系が崩壊した地球
超格差社会で富めるものは城塞都市に暮らし、
外の世界には遺伝子操作によりタネを採れなくした種子を僅かに分けるのみ
なんとまあ！リアル地球の一番の大闇をストレートにぶっかまし！
不遇の者の一人である少女ヴェスパーは危険な森の外れで貴重な生命資源の秘密に迫っている
そこに不時着したもう一人の少女
遅々として進まないストーリーに苛つく寸前に急な舵取りを繰り返す展開ながら、
中性的で透明感あるラフィエラ・チャップマンの勇敢で聡明なヴェスパーというキャラクターの魅力が引っ張ってくれる
ルックは眼福
不気味ながらも魅惑的な植物のような生物のようなものが蠢いている
粘菌のようなものも幅を利かせている
前世紀的な装置や有機的ガジェットも一々気持ち悪く、美しい
説明しきらず不可解なものをそのまま置き去っていくスタイルも、それがアタリマエとする世界観として相応しい
そもそもストーリーはどうでもいい気さえする
世界観を見せるために動き、
語るために生き、死んでいく者たち
好みは分かれそうですが、
ハマればコレ、たまりませんよ♡
たとえシュナの旅やナウシカが頭から離れなかったとしても💦
