気になってたやつ。Netflixに落ちてたので鑑賞。
精神科医のローズは診察中の患者に目の前で自殺される。その患者は不気味な笑顔を浮かべ首を切り裂いた。
それからローズの前にその不気味な笑顔をした者が現れる。不気味な笑顔の正体は何か？
『リング』の呪いビデオの笑顔😊版。その笑顔を見た者はやがてその笑顔の正体に取り憑かれ自身も笑顔🙂を浮かべ誰かの前で自殺する。そしてそれを見た誰かにヤツ🙂は取り憑いて…∞ループの呪い。
呪いの鍵を笑顔😄にしたのがアイディア賞もんだよ。
で、この取り憑かれスマイル😊が何とも人ならぬ雰囲気があって観られてるだけでゾクっとするものだった。例えは悪いけどドラッグ依存者や心神喪失ぎみの人の何を考えるかわからない、そして何かされそうな不安を煽られるあの笑顔😄 憑依型の呪いのビジュアルとしてパーフェクト。
『リンク』を出したけど全体的な恐怖演出がその頃のJホラー的な演出とジェームズ・ワンが確立した急にドッ！というでかい効果音とともにヤバいのをチラっと見せ驚かせる現代的な演出をうまくミックスしていた。なだけに予想はできるんだけど安心感を持って怖がれた。ジャンル映画として正解だと思う。
なので、主人公と母親の関係性なんかもストーリーに絡んでくるとこに監督なり脚本家の内面性の発露を感じることもできるんだけど、何か強く映画の芯になってるわけではないので言及するほどの関心を持てなかった。悪くはないけど、違った怖さは要らなかったように思う。
そんなヒマあんならもっと呪い不気味スマイル😊もっと見せろよって思った笑
こういうのはアリ・アスターみたいに自己の心の傷や内省からしか創造できない監督かフリードキンやキューブリックのようにあらゆる恐怖を混ぜ込ませながら一体感の世界観を撮れる人（要するに超絶的な変人で天才）以外はあまり手を出さない方がいい。
深みより即物的な恐怖に拘れよホラーなら😬💨
