このレビューはネタバレを含みます
大好きなテレビドラマなので、夕方の再放送で復習してた。楽しみに待っていたが、批評サイトの点数はあまり高くなくて、ファンほど低評価をつけていたからあまり期待しないで観た。でも、私はとても感動できた〜。
オープニングで、コトー先生が自転車で島を巡るシーンでもう胸が熱くなる…。自然豊かな風景といつもの三線のBGMも相まって、なぜかもうウルウルしてた。島民たちがみんな出てきて、白髪になっていたり成長していたり…。まるで志木那島で本当に16年生活していたような雰囲気が出ていて、すぐに引き込まれた。「北の国から」みたいなもので、時間が経っていることで登場人物に深みが出るんだなぁ…。それだけで感動してしまっているから、点数は甘くなるのかも。
以下はネタバレ…
たくさんの人が指摘されているように、台風の夜の「トラブルの詰め込み過ぎ」は残念だったな。「あまりにも多くの怪我人」「危篤のノブおじ」「助産婦のバイパス手術」「彩佳の切迫早産」「急性骨髄性白血病のコトー」。それらを同時に描き、全て解決するのは難しいでしょう。2つくらいにしたほうが良かったと思う。コトーは「過労」くらいの設定の方がよかったのではないかな?
コトーが倒れたときに、映画館の観客みんなが「あぁ…」と溜息をついていて、映画館ならではの一体感を感じた。あそこで、和田さんの奥さんになったミナさんが応援に駆けつけて欲しかったな。
「立ったばかりの赤ちゃんがあんなに歩けるわけない」などの理由で「コトーは亡くなっている?」という見方もあるようだか、私は「生きている」と解釈したい。ハッピーエンドだと思うけど、どうせならエンドロールで、その後の生活を写真で見せて欲しかったな。
パンフ読んだら、与那国島にロケ地巡りに行きたくなる!あの診療所セットはずっと残してくれるのかな?