こづ

Dr.コトー診療所のこづのネタバレレビュー・内容・結末

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

お正月一挙再放送からの(劇場版)Dr.コトー

芸能界を引退して会社員をしていたというタケヒロくん。
苦労して貧乏してたわりに小太りなのは10キロ減量の努力に免じて目を瞑りましょ。

映画版でムネアツなのは、テレビスペシャル2006ではホノカな恋の予感で終わった和田&ミナカップルが、5人の子沢山家族になっていた事♡

映画版で光ってたのが、新たに参加した島生まれの看護師ナミちゃんと、島に研修にやってきた一見チャラそうだけど普通に仕事の出来る若手医師ハント先生。

都会から来た若者の孤島のドクターの自己犠牲によるワンオペ状態への問題提起の演出は素晴らしかったと思います。

ただ、嵐で閉ざされた孤島での土砂崩れにカオスと化す診療所で、コトー先生倒れあやかさん離脱!
放心状態のハント先生、孤軍奮闘のナミちゃんという目も当てられない状況に…!

いやいや、島民!医者じゃなくても助け合っていいんとちゃうか〜。
倒れたコトー先生に駆け寄る者もなく、病気で倒れたコトー先生に俺は諦めねーぞって自己主張するリハビリ中のタケトシさん。いや、うん、アンタはね。
え?コトー先生挫けて倒れたわけじゃないよね。ここで根性論⁈
気力を取り戻しフラフラでオペ突入のコトー先生。

ここは限界ギリギリでハント先生とバトンタッチ、コトーは息絶え絶えながら口頭指示。
次世代のドクターの成長とコトー先生の存在感のコラボで乗り切って欲しかったかな。

やり過ぎ詰め込み過ぎでテンポ悪いし感情移入し切れなくて、コトー先生亡き後?のミスリードからの銀の龍でエンドロール…

いやホッとしたけどさ。
投げ掛けた孤島のドクターワンオペ問題の解決にはなってないというか…
なんか強制的に煙に巻かれたようなモヤっと感はなんだろう…

島に残ってくれたハント先生とナミちゃん、医学の勉強を再開したタケヒロという次世代の成長が孤島の明るい未来への予感って事で素直にめでたしめでたしでいいのかな。

ハント先生やナミちゃんの次世代のスピンオフが観てみたくなったよね。
こづ

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