もやし

オカルトの森へようこそ THE MOVIEのもやしのレビュー・感想・評価

5.0
白石監督の作品は不能犯しか見てないです。あれはあまり面白くなかった笑

でも最近皆さんのレビューで頻繁に「コワすぎ!」シリーズが出てくるようになって、それが全部スコアが高くて、でもどこから見ていいかわからなくて、どなたかが入門編としてはこの作品が良いと仰っていたので見るに至りました。


白石監督自らがカメラを終始構えながらのモキュメンタリー?映画で、助監督と共に良い実録ホラー映画を撮ろうと企画したというあらすじ。これは基本「コワすぎ!」シリーズでも一貫しているらしい。


最初事務所に訪ねてきた、監督の有名作の続編の脚本を書いてきたと言う明らかに怪しい不潔なおじさん。その脚本を映画化すると尺は13時間に及ぶという…笑

一目でああこいつ精神科案件だなという感じ。

本格的な話が始まるが、ネットに霊に襲われたという気持ち悪いCGっぽい(まあCGなんだけど笑)映像と訳のわからん文章を投稿してる女性にインタビュー撮影をするというストーリー。

この人も会って話してみるとああやっぱ精神科案件だな…という感じ。

この映画の面白味はこの、あ、こいつ頭おかしいなという感想が、あれ、これマジなんじゃね…?、となる流れだと思う。

登場人物がとにかく魅力的。
猟銃を携えた霊に完全に無頓着なとにかく強いおじさん。
若くてキレイでこの映画ではなんというか一番感情表現の面で象徴的な女性助監督。
白石監督はなんか常にオドオドしてる感じが面白い笑

そしてこの映画の魅力を一身に背負うのが金髪イケメン呪術師。
こいつがまあいわゆる本物で、また霊的能力も極めて高い。実際に霊を祓うパワーは並外れている。
かっこつけた冷たい言動と、イエイ!とかシャッキーンとかたまに言ったりと軽い感じが最高笑 助監督が若干恋し始めるのもわかる笑

ほんと良いメンバーです。



最初こそ、あ、これ俺合わないかも、と思うほどつまらなかったけど、ちょっとずつ面白くなってきて、終盤の展開に至っては完全に釘付けになった。
ラストの締め方も抜群にセンス良かった。

以上! 楽しかったです!
もやし

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