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イチケイのカラスのmmmのネタバレレビュー・内容・結末

イチケイのカラス(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ドラマはまったく見てない人の感想です。

推しが出ているということで
喜び勇んで初日に行ってきました。

土地柄か水俣のことを彷彿とさせる
公害問題がベースになっています。
有害性に気づいていながら
産業に頼らざるを得ない
地方のかかえる負の体質や
地域に寄り添おうとする法律家
…とはいえ、法では救えない
ことも数多ある現実
現実と理想を交えエンタメ作品とすると
悪くはないんですが、ところどころ
堤監督や木村監督あたりが得意な
癖強めのユーモアが入ってくるのが中途半端。

そこに映画ならではの風呂敷を広げるべく
イージス艦やら国家権力の話が加わって
きてしまうので、物語のために殺されたり
運命狂わせられる人が多くなっちゃいますね。
むー……エンタメ作品の運命。

結構広げて無理やり回収させていくから
自分の中で「それで解決?!」の
ツッコミを心置きなく連打したので
ある意味、期待は裏切られませんでした笑

あの階段のところは、空前絶後超絶怒涛の
無駄死だったなぁ。

防衛大臣の警護が手薄すぎるのなんでだろう~

入間さん、リアルに存在したら
担当下ろされるだけじゃすまないだろうし。

てっきり、イージス艦の話だけ解決せずに
ドラマに持ち越されるのかと思ったら
あんなに簡単に自白して辞任するとは。
これは現実もこうあってほしいです。

勇気をもって被害を訴えた
ラーメン屋さんのラーメン作る
シーンがなかったのは残念でしたが、
裁判後のゴタゴタもなさそうだし
お子さんも元気になって、
野球を楽しんでたのでよしってことで。

寄り切った感じがあったけど、世知辛い現実ゆえ
フィクションの力を借りるのも
たまには悪くないかもしれない。

正直、推しが出てなければ、
まず見てなかったですが、
勝手な見方で楽しませていただきました。

しかし、やっぱり感動とか泣けたとかを
うたい文句にするんだねぇ。
この浅はかさは本当げんなりするけど、
1年に数本しか見なさそうな親戚に
話を聞いたところ、面白いか泣けるかが
そそられポイントらしいから
間違いじゃないのかー。

この話で泣けた方は、その汚れなき心
大切になさってください。
mmm

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