ばきちゃん

イチケイのカラスのばきちゃんのレビュー・感想・評価

イチケイのカラス(2023年製作の映画)
3.3
コメディタッチの強い中身かと思いきや、シリアス、伏線回収もあり、奥の深い内容になっていた。地方の疲弊、原発立地や米軍基地、自衛隊基地問題なども思わせる、重い課題が隠されてて、ちょっと驚いた。笑って、泣いて、憤って、ドラマだと受け流せればいいのだけど、なんか、闇を見たようで考えさせられた。法律を作る人がザル法しか作らず、私利私欲に走ってる現実を見ると、法律の限界感じてしまうけど、正義を諦めたら終わりということもわかった。出演者もみんな良かったし、竹野内豊と黒木華の掛け合い、相変わらず絶妙だ。それに向井理、やはりクールでかっこいいな。最近パリピ孔明とかの、突き抜けたキャラクターもので見ることが多く、それはそれで面白かったけど、こんな役やればやっぱりいい男だなぁと見直した。斎藤工も清濁合わせ飲む感じがいいし、変わらず色気ありだ。
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