ばきちゃん

TANG タングのばきちゃんのレビュー・感想・評価

TANG タング(2022年製作の映画)
2.9
人型ロボットがあちこちで働き、ドローンが飛び回る近未来が舞台。二宮和也演じる主人公は過去の傷から立ち直れずゲームに逃げ込む研修医で、満島ひかり演じる弁護士の妻との間もうまく行ってない。そんな主人公が自宅うら庭に迷い込んだロボットと出会うところから物語が始まる。(昔香取慎吾が出演した「ジュブナイル」という映画が思い浮かんだ。)製造元に連れて行って、最新型の家事ロボットと交換してもらうことを思いつき、福岡へ向かう主人公とロボットの旅は、中国、宮古島へと続く。(宮古島の武田鉄矢演じる博士の住む家が、コトー診療所にそっくりなのがおかしかった)
ロボットを狙う怪しい組織も現れて、AIと共存する正しい姿とは?みたいな争いもあるけれど、主人公とロボットとの友情物語だ。この映画、そもそもどんな世代がターゲットの映画なんだろ?二宮ファンを狙ったにしては、幼すぎるお話に思えてしまう。ストーリーも定番だし、脇役が弱い。お笑い芸人使うにしても、もう少し何とかならないかなぁと思ってしまった。まぁ、仕事や人間関係に疲れ、何も考えたくない時見るのなら、ちょうどよい加減かもしれない。タングと名乗った、旧型のオンボロロボットが、とっても可愛らしくて、
癒される。二宮くんの演技も涙を誘う。何より、ハッピーエンドだ。
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