このレビューはネタバレを含みます
見れてよかった…。
そばたさんに救われた人が、
映画の中にも、映画を見た人にも、きっとそばたさんが思ってる以上にいるって思った。自分もそのうちの1人になった。
最近、親や周りに「結婚しないの?(したほうがいいよ)」というニュアンスのことをよく言われてモヤついてるので、今の自分にぴったりでした。
「自分はこれがいい、これが幸せ」と思えればそれでよくて、それを他人が決めることでもないし、周りに惑わされそうになるときもあるけど、自分のままで大丈夫だよね…!って思えた。
ホテルのシーン
「女性として好き」「男として見れない?」っていうセリフを聞いて
恋愛って「男として」「女として」見ないと成り立たないの?っていう疑問が生まれた。
自分は女で、(基本的には異性愛の)恋愛もするけど、女として見られたくないし、相手を男として見て好きになってるんじゃない、、っていう気持ちに改めて気づいた。
(でも「恋愛感情の好き」は「人間として好き」と被る部分はあれど違うもので、その定義や線引きって難しいなと思った)
自分は「人間として見たいし見られたいしそのテンションで恋愛もしたい」みたいな感じなのかな?という気づき…!(これはまだ考えが定まってないけど)
不倫のニュースで、「好きな人にもっと好きな人ができたらよかったねって思う、好きな人の幸せ願いたい」みたいなセリフで
自分も(ちょっと違うけど)そんな感じだから、同じように思う人いるんだ、って思えてうれしかった。
世間で他人の不倫が騒がれたり、浮気は最悪!みたいな価値観が当たり前みたいなのはモヤつく。(嫌は嫌!でいいし、いいことではないのかもしれないけど…好きな人が1人である必要はないし、相手がいても他に気になる人ができたりするのは自然なことなのでは?と思う、それで行動に起こすかはまた別なのかもしれないけど)
同級生がゲイや元AV女優ということについてもなんとも思わないというか、それを知ったときのそばたさんの感じもすごくよかった。
チェロの演奏がきれいだった。
そばたさんが、海を見に行くのが好きなことや浜辺で寝転がるのもよかった。