このレビューはネタバレを含みます
口ばっかりで生きてきたうだつのあがらない青年・チッキーが、酔った勢いでベトナム戦争の戦地にビールを届けるってぶち上げて、本当にビールを配りに行くも、凄惨な戦争の現場を目の当たりにする。
驚くべき実話。
上映時間のほとんどは主人公のバカさ加減に辟易としながら観ていたのだけど、戦場カメラマンとホテルで再会してから、主人公が戦争に疑問を持つ展開になっていくので、なかなかタメが長いなと。
でも、最初は戦争反対のデモを止めようとしていた主人公が、見ていた世界が一変する終盤は見応え十分。
メディアでやってるのは操作された情報だったり、本当の事は現場に行かないとわからないんだよな。
「ビールで帳消しにできると思ってんのか」ってセリフがまさにその通りだと。
邦題はファレリー監督の流れなのか、アメリカのコメディ作品っぽいタイトルになってるけど、もっといいタイトルなかったのかな。