おもしろかった！
期待してなかった分めっけもん。
せっかくキレイな映像なのだからDVDではなくBlu-rayで観たかった。
キャシー（ジュリアン・ムーア）の美しさにため息をつきつつ、その演技にも舌を巻く。この映画で各女優賞ノミネート・受賞してるのですね。納得。
必要最小限のセリフ。やりすぎない演出、どうなるかわからないけど確実にずるずると引きずり降ろされていっている感覚。
あらすじだけだと裕福で恵まれた奥様が転落していく様をみているだけなんだけど。。それを観ておもしろいと感じてしまうのは一瞬のカタルシスなのかな。（このブルジョワジーな奥様達のサロンは芦屋とか西宮あたりに今もありそうだな笑）
にしてもレイモンド（デニス・ヘイスパード）の役柄がイケメンすぎる。これはモテますわな。窓の外ウロウロしてるのは怖かったけど。
トッド・ヘインズ監督特有の緊張感は『キャロル』に通ずるものがあるし、風景の美しさ、色作りの魅力はずば抜けている。特に意図的に緑のフィルタがかかっているように感じた。
光と色で心理表現するのがほんとに上手！毎回見惚れてしまう。
