こーべい

戦場のピアニスト 4Kデジタルリマスター版のこーべいのレビュー・感想・評価

4.0
人生においての逃げスキルの重要性を認識できる映画。

生命を脅かす危機的な状況において、主張や理念を語るより、なによりも危険を察知してひたすら逃げに徹する姿勢がものをいう。カッコ悪くてよい。あとは運のみ。

ラストのドイツ将校に似た実話エピソードはかなりたくさんあったのだと言う。
人道的に助けたというよりは、戦争末期ドイツの敗北を確信していたドイツ幹部は、敗戦後の身の振り方を考えていたからだ。

神のみに生かされていると言った大尉は生かされなかったのだろう。