エデンより彼方にの作品情報・感想・評価

「エデンより彼方に」に投稿された感想・評価

肌の色、性別、生活水準、性的指向など、表面的な部分でしか他人を判断せず、簡単にジャッジしてしまう人って、いつ何処にでもいるよねぇ。
その人にとっての‘‘常識’’(大抵ものすごく狭〜いものに過ぎない)から外れた誰かを、イジメたり非難したりする。放っておいてくれればいいのに。
そういうものに囚われず、人間の本質を見ている人ほど、思いがけない言葉を浴びたり状況に追い込まれたりして、傷付くことになる。
本作は差別や偏見の色濃い50年代が舞台だけど、現代でも人間のそういう面って、全く変わらないね。

後の「キャロル」にも通ずる、風景や色彩の鮮やかさと50年代ファッションが印象的。ジュリアン・ムーアが、全編ずっと可愛らしくて見惚れる。
魂レベルで共鳴できるような相手に出会えるのは、本当に素晴らしいこと。キャシーとレイモンドは、お互いが一生の宝物になるだろう。
フランクは…ありゃすぐ別れるだろう(笑)
yoko45

yoko45の感想・評価

4.0
 当時のアメリカの雰囲気、一面を知ることができる興味深い映画です。
 その時代の裕福で理想的な家庭を最初に描きつつ、夫の同性愛、その妻(白人)と庭師(黒人)の心の交流、崩れていく夫婦関係がゆっくりと展開されて、J・ムーア(妻)、D・クエイド(夫)、D・ヘイスバート(庭師)がそれぞれ複雑な感情を丁寧に表現していると思います。とくにD・ヘイスバートの知的で落ち着きがあり忍耐・包容力を感じさせる表情が素晴らしいです。
s

sの感想・評価

2.5
GYAO!【字幕】
・ゲイは病気扱いだし黒人差別は酷いし噂好き婆も親友もうざくて救いようのない話
・キャシーは黒人の心配よりまず子供達見てあげなよって感じだった
この時代のファッションやインテリアは好きだけどこのような人種差別が当たり前に行われてと思うと悲しいなぁ。
そんな時代に背いて自分の意思で動くキャシーはとても強く魅力的な女性。それなのに、、、幸せになってほしい。
しゆ

しゆの感想・評価

3.5
キャロル見た人は見よう。同じ監督だけど、50年代という時代の描き方、偏見の描き方、同性愛の描き方、全部がキャロルとは異なるアプローチなので面白かった
Haruki

Harukiの感想・評価

3.9
黒人や同性愛に対する差別が色濃く残る時代の中描かれるメロドラマ。

上流階級らしく、偏見と噂が蔓延した中で、時代に抗えず悲しい運命に翻弄されるキャシーの切なさが胸を打つ。

ジュリアン・ムーアの演技は素晴らしい。
音楽、衣装や風景が美しく、この作品の特長。
birdy

birdyの感想・評価

4.0
トッド-ヘインズは答えや思いを語らない
作品同様、何枚もの絵画を見せてゆくことのみでこちらの頭や心を掴んで離さない
「キャロル」の霞むような濃淡の絵画と逆の極彩色の絵画はただただ美しい
majorityとminority
理想と現実
どちらが正しいなんてないのだけれど
世界はいつも多数決で進んでいくのだ
違う世界のひとと話すことが一番自分に素直になれるはすごくリアルだ
minorityは敗者になる世界
これは改めて現代にリアルに身近に潜む私たちの問題。
美しいがおとぎ話ではない。
xxx

xxxの感想・評価

3.9
赤、黄、緑、紫 色彩と季節の移り変わりで こんなにもシンプルに心情が伝わってくる映画そうそう無いと思う。
色彩の豊かさと 静かな抑圧を描く トッドヘインズらしいなぁ。
Ayuko

Ayukoの感想・評価

3.8
50年代のアメリカを舞台に、ある富裕層の家庭とその周囲を取り巻く人々にスポットを当て、同性愛に対する偏見や黒人差別が当たり前だった時代が描かれている。
主人公で妻役のジュリアン・ムーアがすごく綺麗。気丈で健気な妻を演じきっていた。ファッションも可愛くて目の保養になった。
国領町

国領町の感想・評価

3.0
★★★liked it
『エデンより彼方に』 トッド・ヘインズ監督
Far From Heaven

50年代ブルジョア家庭の主婦が、夫がゲイである
ことを知り、黒人の庭師に恋をする。

1955年『天はすべて許し給う』ダグラス・サーク監督
を当時タブーだった同性愛、黒人差別を使って
よりメロドラマチックに誇張したリメイクパロディ。

50年代を再現した衣装や画面の色調、
美しい映像に同調した音楽、50年代映画を
意識した演出など大マジメ!!。

超メロドラマしてる物語は夫役デニス・クエイド、
妻ジュリアン・ムーアへの感情移入を振り切って
トッド・ヘインズいわく、”元ネタ知ってたら笑える”
ところまで連れていく。

トッド・ヘインズがなんだかデスプルーフを
撮ったタランティーノに重なるよう。

トッド・ヘインズinterview
ダグラス・サーク監督を好きな人だけのために作った
それ以外の人に観てもらえるなんて思ってもみなかった
オスカーにノミネートされたりして
広く受け入られたのは驚いたな
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