ドキュメンタリーのように描かれていて、訴訟までの道のりがよくわかります。足を棒にして、地道で根気の要る取材を続けたジャーナリストたちと、勇気を持って被害を公表した女性たちに頭が下がります。もちろん、被害を訴えられない事情や心理もよく理解できます。いらがらせとパワハラによる阻止を受ければ、自分と家族を守るために沈黙する人もいると思います。
被害の詳細には怒りを感じます。完全にワインスタインは病気なので、黙認して野放しにして彼を擁護していた周囲の人々も同罪では、と思います。
2人のジャーナリストが終始、無表情でストイックに活動を続けた結果、喜びと安堵の感情を爆発させた瞬間の場面は忘れられません。
