カッキー

SHE SAID/シー・セッド その名を暴けのカッキーのレビュー・感想・評価

4.3
世界中で起きた#Me too運動が爆発するきっかけを作った、アメリカの映画界で権力を持っていたハーヴェイ・ワインスティーンの女性への精神的苦痛、性的虐待等を白日の下に晒したニューヨーク・タイムズの記事。
その記事を世に出すために戦った、2人の女性記者ミーガンと、ジョディが挑んだ魂の戦いを描いた社会派映画の秀作だ。
原作はその2人。

ワインスティーンのタブーに挑んだ、ミーガン、ジョディ、そしてニューヨーク・タイムズの人々を尊敬する。

日本でも、ジャニー喜多川の性暴力が公にされるきっかけになった記事・事件だろう。

被害に遭った女性たちの精神的苦痛、自尊心への痛み、その後の人生への影響を考えると、簡単には言い表せないが、心が痛かった。
アシュレイ・ジャッドは本人役で出演し、グウィネス・パルトローは出演はしてないが名前を出している。

権力を持つ人間に対して、間違ったことに対しても従うしかないなんて、何も正当性はない。

女性も、男性も観るべき映画だと思う。

観終わった後の、悪事と戦い、真実が世に出ることに対する解放感?達成感?カタルシスのような想いを感じた。

余談だが、キャリー・マリガンとトリンドル玲奈は似てますよね?
カッキー

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