この映画のお話の全容は、「ハーヴェイ・ワインスタイン」という人物の概要を確認してもらえればいいであろうと思う。
取材の様子が刻々と続いていくが、じっと見ているとだんだんと全容がわかっていく。なんでもないシーンなのに何か不穏なことが起きるのではないかと思わせる景色のタッチが素晴らしい。
この事件から世界のセクハラに対しての改革が行われ、重要な事件にもなっている。しかしそんな革命的出来事である演出はおくびにもださず、静かに記事公開までの段階を踏みたてていく。途中8~12回というのが意外にもキーポイントになっている。
最後の、記事の印刷ってボタン一つで印刷過程に入ってしまう。あれは緊張するだろうな。
取材の分け隔てが、オフレコとか取材のルールをお互い確認しながら進めていくのがなんか日本と違うなあ。日本の報道はどうでもいい下種なものばっかりで、映画界を揺るがすニューヨークタイムズとは格式が違うな(*´ω`*)。
最近は文集ネタで日本社会も振り回されているが。