はる

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのはるのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

タイムリープものは数あれど、タイムリープしていることを周囲に気付かせるところに苦労する物語はほとんどなかったのでは?と思いながら観ました。あとは会社が舞台で主人公たちが会社員のため、その周囲への説明・説得の様子も会社員あるあるというか、会社員だと共感できるポイントがめちゃくちゃにあって、いちいち笑ったり頷いたりしました。

森山の陥落方法はオタクの心理を突きすぎていてやばかったですね。あんなやり方されたらそりゃ堕ちるわい。
平の攻略方法も、まずは仕事を巻き取って余裕をもたらし、世間話から入り込む、というのがザ・会社員という感じがしました。
聖子さんは多分総務とか経理を受け持っている感じの方だと思うんですけど、そういう人の話が軽視されるし、会社員として説明の手順が踏めない(説得ができない)というキャラクターづけもリアルでした。

タイムリープを抜け出す条件も、劇中漫画もとても沁みました。

あとは本筋とは関係ないんですけど、やっぱり仕事って誰と仕事するかだよな…というのは改めて感じました。
業務内容が辛くても、一緒に苦労してくれて、一緒に問題解決に動いてくれるメンバーがいれば、失敗してもなんとかしようと前向きに考えられるし、失敗を怖いと感じることもあまりないと思うのですが、何かあったら自分一人で対処しなければならない、助けが見込めない、って状況だとめちゃくちゃしんどいよなあ~…とか。崎野はすごく嫌なやつで、こいつがクライアントだったらむかつくなあとは思うものの、木本の事務所でのシークエンスはとても辛かったです。あの乾いた、張り付いたような笑みよ…。

どうでもいいけどバイトの弟が出してきた鳩動画見た瞬間「これ、藤井亮さんが作ったんです…?」みたいな気持ちになってしまってEDでお名前を探してしまいました。
はる

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