こういうアイデアと創意工夫だけで面白い作品ってほんと好き。「カメラを止めるな」を見たときと同じような感動がある。「カメ止め」は予算がない感が目に見えてたけど、こちらはとくにそういうことも感じさせずに面白い。事故のシーンを音だけで表現するのはそりゃ予算がないからだろうけどそれでぜんぜん違和感ないもん。
この世界では、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」も「ハッピー・デス・デイ」も「恋はデジャブ」もちゃんとある世界ということになっているので、これらの作品名を出してタイムループだと言うのも好き。どれも時間はループするけど自分の記憶は残っているのでどんどんスキルがあがっていく面白さがあって、この作品も同様の面白さは当然ある。もうみんないろんなスキルが身についちゃうんだもの。大人の夢かもしんない。時間はそのままで自分にスキルだけついてほしいという。
タイムループで面白いに特化した感じでほんと好きかも。
マキタスポーツさんもいい。これがムロツヨシとか佐藤二朗だったらそもそも見ないので、マキタスポーツでよかった。ダメダメにしか見えないんだけど実はいい上司っていうところも後味最高。この世界ほんと楽しいと思った。
こういう映画にちゃんと人が入ってちゃんと評価されるようにならないと邦画はダメになるよう。
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鳩が窓ガラスに激突するシーンでタイムループに気づくってのは「マダムウェブ」と同じだったんだけどどうしてこうも面白さが段違いなのかと。
