クズリ

リプリーのクズリのレビュー・感想・評価

リプリー(1999年製作の映画)
3.5
マット・デイモン好きじゃないんだけど、吹替が石田彰ってことで見た。
ドロン版の「太陽がいっぱい」は目が眩むほどドロンが美しかったけど、こちらはギリシャ彫刻かよってくらいジュード・ロウが美しい。どのシーンもかっこいいし美しい。美尻まで。
もともとBLみの強い作品だけどこれだけきれいなら惹かれるのも納得いく。
「太陽がいっぱい」のサインの練習をするところ好きなんだけど、そういう印象的なシーンはなく、ただただジュードロウが美しいだけだった。途中退場しちゃうのでそこからが長い。
しかしほんとにどこもかしこも天気悪い。青い空が美しかった「太陽がいっぱい」に比べて曇り空ばかりなのはわざとなのかな。リプリーの心情の表現?
マット・デイモンってほんといつみてもださい顔でちっとも魅力を感じないんだけど(どっかでマッドデイモンのことをレオナルドディカプリオとじゃがいもと足して2で割った顔っていう表現があってあまりにも言いえて妙すぎて笑った)、石田彰吹替のおかげで魅力的になった。
ラストの石田彰ほんと最高っす。
点数は映画本編は3点にも満たないが石田彰力でかなり加点された。それでも4にするには本編がダメすぎて。

ドロンを中村悠一が演ってる「太陽がいっぱい」新録版と合わせて観ると耳が喜びます。
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