このレビューはネタバレを含みます
映画『パールPearl』は
前作「Ｘ」で登場した老婆パールの物語。今作はパールお婆さんの少女時代が舞台です。時代設定や衣裳のデザインがクラシカルで凄く魅力的に映りました。
魅力的な情景と真逆に感じたのがパールと母親との異様な関係。暗くて重たい空気が二人を包み閉塞感でとにかく苦しい。そして夢も希望も母親に全て束縛されたパールが少し気の毒でした。
抑圧された生活はパールの狂気も抑えていたと思います。しかし母親の死で一気に狂気が爆発しました。ミッシー相手に切々と胸の内を吐露する場面がありましたが、あの場面がシリアルキラーが覚醒した瞬間だったと思います。
パールは既にハワードと結婚していました。結婚した理由がなんであれ、二人が60年間添い遂げていたことに驚いています。
ハワードはシリアルキラーを黙認していたの？と疑問が。
ミア·ゴスの演技はとてもエネルギッシュ。
「Ｘ」と「Pearl」で各々強烈なキャラクターを確立しました。次回作のキャラクターも楽しみでなりません💦
