このレビューはネタバレを含みます
写真家ナン・ゴールディンが自身も苦しんだ処方薬である鎮痛剤の過剰摂取による依存症や、それによって命を奪われた50万人以上の被害者やその家族と共に立ち上げた団体と鎮痛剤を発売した製薬会社を持つ億万長者一家と戦う姿と、自分のパーソナリティ、育ってきた環境や生き様をみせるの2つのパートからなるドキュメンタリー
幼い頃のお姉さんとのエピソードが彼女の生き方に大きな影響を与えていて、彼女が経験した色んな事象があの団体の行動につながる
美術館で行われた抗議活動はとてもアーティスティックで、視覚からも訴えられる姿が印象的だった
劇中何度も出てくる彼女の写真に目を奪われ、映画とリンクした流れる選曲のセンスの良さに脱帽した