アルゼンチンの独裁軍事政権を裁くために行われた裁判を映画化。
軍が行なった拉致・拷問などの様々な残虐行為を裁くため、ベテラン検事と若き副検事が立ち上がる。
アカデミー賞国際映画賞にノミネートされているのも納得の面白さ。スリリングで重厚な法廷映画。
軍を信奉するファシスト達の脅しや非難の声に耐えながら正義のために闘い続ける姿に胸が熱くなり、被害者たちが証言する信じられないような体験にゾッとする。
戦時下では軍の残虐行為が横行・正当化されやすく、この映画のような権力に立ち向かう人がいなければ、戦争後も責任者たちがなんの罪にも問われないまま野放しにされてしまう場合もあると思うと本当に恐ろしい。
オリジナル言語はスペイン語なのにアマプラで再生したら英語吹替で再生された、注意。