このレビューはネタバレを含みます
アカデミー賞監督賞を2年連続で獲得したイニャリトゥ監督の最新作。
アメリカで成功したドキュメンタリー監督が、故郷であるメキシコで体験する幻想的な人生の旅路。
アメリカでは長く住んでても故郷ではないとか言われて、メキシコではアメリカに魂売ったと言わんばかりに番組で公開処刑にされたり、どことなく居場所がない主人公。
主人公は監督本人を意識したところなのかと思ったけど、こんな経験を実際にしたのかなぁとか、色々葛藤がありそうだなぁとか考えて、結構パーソナルな作品に感じた。
ただ、いかんせん映像美で押しまくる感じで大して引き込まれないまま2時間半というのは、個人的にはちょっと疲れちゃったなぁ。
カッコいいシーンはちょいちょいあるのだけど。