葬式の花は非課税

ボーンズ アンド オールの葬式の花は非課税のネタバレレビュー・内容・結末

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

リー(シャラメさん)出てくるまでに意外とストーリーは進んでた気がする

マレンも辛かったと思うけど18まで見捨てずに育てたお父さんが本当に凄いと思う。最初は無慈悲だなって多少なりとも思ってしまったけどお母さんとの再会でよりお父さんの愛と辛抱を感じた。

お母さんはマレンが人食いってわかっていたのに対処法とか教えずに我が身を守った、それもわかる。し、明らかに自分が周りに害を与える存在だって理解してしかも愛する旦那と離れなくちゃいけない上に娘も自分と同じにしてしまった。そんなお母さんの立場を考えるとあそこまで狂って死んだ方がいいと言う理由がよくわかった。
手食べるのくそ怖いしあの黒人ナースさんシンプルに心配無事でいてくれ

お父さんは人食いって最初は知らなかったし対処法も逃げることしかなくて、どうにかして"治す"って受け入れる素振りは見せても実際はマレン自身への理解とは少し違う方向を見てたから、お父さんの選択は間違いではなかったと思う。客観視してる側だと他にも選択肢は考えられるけど妻と娘の状況を考えるとあそこまで動けるのは本当に大切にしてたからだと思った。

サリーは登場からずっと奇妙だった。
でも最初は同族でほんとにただただ放っておけない、やり方を教える。ってだけだったと思う。ちょっとおかしいけど、
でもそこら辺にいる人を無理やりじゃなくて死期の迫ってる人っていうのは語弊があるかもしれないけど選択する上で私的にはあまり間違いではないと感じた
家族がいる人からそれを奪わないのはそれなりの配慮な気がする、家族がいなければ何も気にせず食べて良いという訳ではないけど、、
マレンへの執着はマレンからしたら本当に気味の悪い物で怖くて拒絶するのは当たり前だと思う。でも、映画を見てる私からしたらサリーの行動は肯定は出来ないけれど理解は出来るものだと思った。
10代?くらいから人食いとして自分の祖父を食べてしまったのを母親に見られたりで早くに独り立ちをして、なるべく同族を避けてそこから幾つか分からないけどあんなお爺さんになるまでずっと孤独を感じながら人を食べ続けてきた彼が初めて人を食べた後の血が渇くまで共に過ごす事ができ孤独を初めて救って理解をしてくれた人と出会えた。月日を考えると執着してしまう気持ちもわかる。彼もまた狂ってしまって選択を誤ってしまったけど、、

映画の最後でサリーのせいで2人が幸せを失ったと捉える事もできるけど、彼がいなければ人の食べ方やにおいの嗅ぎ分け方は知ることはなかった。つまり幸せを見つけることは出来なかった。
マイラは自殺をするかサリーのように生き続けるか母親に食べられて死ぬか、リーは孤独と罪悪感から気持ちを狂わせてマイラと出会わず幸せを知る事なく死ぬかだった。サリーとの出会いはとても運が良くてとても悪かったと思う。

ねむいから続きはあとで、、、