このレビューはネタバレを含みます
☆まるで性の衝動のように人を食べてしまうヒロインの逃避行、、どこまでも続く公道、荒野で抱き合いキスをする恋人達は切なくも美しい。
だけど私は同じ世代？のサリーのヒロインへの自己中な愛、孤独感に思わず共感してしまうのでした。（ストーカーはダメ絶対） 血が乾くまで一緒にいてくれた人は初めてだ、それは特別なことなんだよ。 一緒にいて欲しい、安らかに寝たいだけ、、、そしてヒロイン達に殺されて行くサリーなのでした（悲）
※サリーじいさんの衣装が大友克洋の傑作コミック「童夢」の老人の長さんが元ネタなのは間違いない。（羽付きの帽子とやたらバッチのついた服） 昔デビット・リンチ監督で童夢の映画化が脚本まで進んだのに頓挫したことがあったそうです。
★ドラマは常に緊張感があふれ、撮影も美しく飽きずに観れました、ヒロインのバス旅、サリーやリーとの出会いまではワクワクでしたが、その後の二人の物語にそれほど感情移入できず 、、サリーがストーカーになって現れるまでは私のテンションが下がっていたのでスコアは低めですm(_ _)m
★ロックバンドKISSのLick It Upという曲は人生を思い切り楽しむこと、そして自分に甘えることを恐れないこと、人生を精一杯生き、訪れるすべての経験を楽しめということを歌っています。良い曲です！
（2023年03月03日ロードショー当時 yahoo映画に投稿したものを推敲）
