このレビューはネタバレを含みます
孤独だわ…。
リーとマレンは出会って愛し合うことができたけど、何十年も誰にも話せず秘密を抱えながら生きてきた者の行く末がサリーだよね。。
ただ一度、一緒に並んで食事をしたマレンの事が諦め切れずにストーカーに…執着が気持ち悪かったけど執着してしまう狂気が彼の孤独を表現していてちょっと悲しい。
気持ち悪いけどね、うん。
「食べて愛してくれ」
とてつもなく、美しい愛の言葉に聞こえてしまった。
マレンはリーを最後まで食べたくなかったと思うけど、永遠に失ってしまう事を考えると「自分の一部にする」って気持ちがわかる。
言葉通り「あなたを食べちゃいたい」って事だよね。愛しくて愛しくて1つになりたい。
リーのほうも離れがたかったんだろうな。
旅の途中で出会った同類の「愛がお前を解放する」「骨まで食べる前と後では全てが変わる」って伏線がラストで回収されちゃうんだね。。