自己満レビューちゃん

ボーンズ アンド オールの自己満レビューちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

このテーマで、このラストで泣けたのは確実に適所に散らばった素晴らしい演出のおかげ。

「人を食べたいという衝動に駆られる」こと自体は私たちにとって非現実的であっても、普段なんとなく感じている孤独感、疎外感に寄り添っているような気がして、理解も感情移入も容易かったです。
序盤で主人公にディスクライブさせた臭い、カメラワークで表現する動揺を始め、マレンの初の殺人シーンに挟まれる静寂のカットもとっても良い追い込み演出すぎて震えた。

「愛によって解放されるだろう」が伏線だとわかりやすかった分エンディングの想像はつきましたが、これが良い。ラストカットが平和なのも2人のそれぞれの願いの果てを象徴しているようで本当に素晴らしい。😭

そしてとにかくティモシーはじめ主要メンバーの演技が良すぎる、マークライランス恐怖症なりそうなくらい上手かった。
グロ苦手な私がここまで大満足で終われたのは、流石に高評価。