ばんしゃく

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!のばんしゃくのレビュー・感想・評価

3.6
人間社会の“高校生”になりたいと願うティーネイジャーのタートルズ4人が、如何にしてヒーローになるのか。
彼らの願いが叶うのか。99分の中で颯爽と駆け巡る青春アニメーション。

敵を倒す方法が『進撃の巨人』からインスパイアを受けるシーンなど日本のマンガが随所に散りばめられている。


・疾走感のあるストーリー。
・タートルズを異質な存在ではなく、普通のティーネイジャーとして描いている。
・クレヨン?のような色、滑らかではなく、若干カクッとしている動きの“粗さ”がアート作品を見ている感覚にしてくれる。
・タートルズ=現代社会のマイノリティとして映し出している。
・タートルズの育ての親スプリンター(ネズミ)がカンフーが出来る理由づけが薄いが、ジャッキー・チェンが声をあてることで受け入れやすくなっている。
・スプリンターのジャッキーオマージュアクション。


➖(モヤモヤ)
・ストーリー自体はやや急ぎ足の為、あっさり目に感じる。
・マジョリティに受け入れられる為のツールとしての“ヒーロー行為”にも見える。
・タートルズ感はそこまで感じない。
(一作目だからかも?)