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ちひろさんのmsyのネタバレレビュー・内容・結末

ちひろさん(2023年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

のこのこのお弁当みたいな滋味ある映画だった、
みんな、居なきゃいけない場所があるとしてそこでは孤独でも、あの屋上みたいな場所があればいいんだ、孤独を持ち寄って過ごす場所があればいいんだ……

ちひろさんを作ったあのちひろさんに続き、闘病中のたえさんが第二のちひろさんだった。
ちひろさんの名前はその場所の概念にもなってる、誰だってちひろさんになれる。そう思うと泣かずにはいられない、元風俗嬢だから、子どもだから、シンママだから、仲良しグループだから、おじさんだから、病人だから、ホームレスだから、そういう冠を外して本人と向き合う、ただそれだけの話なのに、私もだけど多分みんな面倒だからなかなかできなくて、それを優しく諭してくれる映画で、とにかく優しい最新のフェミ映画。もちろん原作も面白かったけど、原作の大事なところを集約した映画化で、感動した。全世界に発信本当に素晴らしい。映画館へも行きたかったけど(監督ごめんなさい…)私はネトフリでたくさん再生して応援したいです。
世界のみんなも見て‼︎‼︎

マコトのママの焼きそば、子どもが感傷的に美味しいって言ってるやつじゃない、ほんまに美味いやつや。野菜色きれい、目玉焼きつやつや、ソーセージプリプリ!次は同じもの用意して食べながら見る!
そしてのこのこのお弁当、ボリュームあるし小さいおかずに手抜きしてないし、美味しそうすぎやのになんであんなに安いんや…ご近所にあってほしいのこのこ弁当!

海辺の風と一緒に暮らすちひろさん、髪と服がいつもふわふわしててスタイリングされ過ぎてなくてめっちゃ良かった。猫の毛もふわふわしてた。
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