ちひろさんのＯASISのネタバレレビュー・内容・結末

有村架純の良さが溢れてる。
可愛いし、しかも色気もあってバックグラウンドに何か含みがありそうな笑顔を見せたりする演技がめちゃくちゃ上手かったなぁ。

誰もが愛すべきちひろさんではあるが、彼女もまた孤独を愛しているのだ。
常に人の輪の中に足を入れておきたい気持ちはあるけれど、孤独の方にもいつでも行けるように足を出しておきたい。
そんな感覚を人間関係で見事に表現してくれていた。
ちひろさんは進んで輪の中に入っていくタイプではなく気が付くと中心にいるような真のコミュ力の持ち主であるようだった。

ちひろさんの周りの人物たちは結構ドラマチックであったりしたが、当人のバックグラウンドはだいぶと余白があって想像の域をでない。
見せないことで想像させる台詞によってかなりイメージはできるが、やはり劇中でも言われていた通りふわふわとはしている。
幼少期から風俗嬢になるまでの間などすっぽ抜けている部分を少しでも描いていてくれればもっと補完はできたように思う。