【それぞれの別れと出発】
※fans voice様のオンライン試写会での鑑賞
とても好きな雰囲気の青春映画であった｡
本作の原作を手掛けたのは､あの｢桐島､部活やめるってよ｣を描いた"朝井リョウ"だ｡今回の作品とは描いているものは違えど､やはり朝井さんの青春の描き方はなかなか素晴らしいなと感じた｡
そして本作は､"卒業"と"廃校になる事が決定した母校"を軸に"4人の少女"が目の当たりにする､"別れ"とそして少し"新たな出発"を描いているのが本作であった｡4人にはそれぞれ"オモイビト"や"恋人"がいて､2人同士が心を通わす事で､"見えなかったもの"や"思い出されたもの"が徐々に浮かび上がっていくのが良かった｡そこには悲しさもあるけど｡
とにかく多くは語れないが､私の青春時代にはないものがそこにあったのも事実だし､そもそも登場人物の人物像がとても美しかった作品だった｡
まさに､"それぞれの卒業式"
本作はまさにそれを描いていたのだなと感じました｡
