すーのうず

ナヴァラサのすーのうずのレビュー・感想・評価

ナヴァラサ(2005年製作の映画)
4.0
当時のmixiの投稿より


13歳の少女シュエータ。
初潮を迎えたその日から、大人の女性として周囲に扱われ、女であることに窮屈を感じる。
一方、性同一性障害に苦しむ叔父ガウタムは、古代叙事詩マハーバーラタにちなみ行われる女装祭で女として生きることを誓うと家を出る。
叔父を連れ戻そうと祭りに潜り込む少女の視点から性同一性障害の問題を描いていく。

テーマは真面目なんです。"性同一性障害"ですから。
でも面白いんです。この映画。
「現代」と「古代」、「物語」と「ドキュメント(祭りの部分)」が上手くミックスされています。

シュエータのテンションの高さは、まるでマサラ・ムービーだし、家族のやり取りはやかましくてゴチャゴチャしたインドのイメージそのまま。

そしてもう一人の主人公、ボビー・ダーリン(美人コンテストに出場しなんと優勝する‼︎)が、可愛くて目が離せない!

とにかくトランスジェンダーてんこ盛りなこの映画。
お姉さま達はみんな美しくてパワフルで、私も持って生まれた女を楽しまなきゃと反省。