約200$程度/1ヶ月を建設現場で週7日平均12時間も働かされる。現代の強制労働にも近い過酷な環境。死者も多数出ている。まさに金持ちのための労働。石油資源で稼ぐ国の実力も計り知れない。
そんな中でそうした過酷な環境から目を背けさせる目的もあり、ワーカーズ・カップが開催された。インド人、ネパール人、アフリカ人などの混成チームだがメインはアフリカン。
最後に勝ったチームは白人の多い、しかも出稼ぎ労働者ではない「社員」が占める会社だった。
経済格差は国内格差とともに国家間の格差も大きい。飢餓は減ったが、それでもなお「仕事がない」ので、長年の海外出稼ぎ労働者として働く国家も多い。彼らの恨み節は経験してはいなくても痛いほど分かる。