いわゆる娯楽映画だが、ヒョンビンとユ•ヘジンの掛け合いは、まるでコントをみているようで、楽しませてくれた。
ヒョンビンが演じる北朝鮮人役は、仕事はバシッとやり手で頭の回転も体の能力も性格も真面目で良いが、世間知らずでウブな少年の表情をするところが、わかっていながらたまらない。
そして今回ダニエル•ヘニーがFBIとして参加はしていたが、ヒョンビンとは真逆の魅力で虜になってしまった。
そこにユ•ヘジンが古田新太さんのような立ち位置で、入ってくる。2人を立てつつも、自分が1番立つように役をしっかりもってくる。彼の芝居に支えられ、この2人のカリスマ性が娯楽映画として客を惹きつける。
素晴らしいエンタメ作品だった。
アクションコメディ映画の芝居はこういうものが大事なのだろうなぁと思った作品。女性も深刻な状況でも、カラッと明るい、そして自分のペースに引っ張っていってしまうあざとさのような可愛らしい性格が、こういう中での妹的な立ち位置。
あの奥さん役の方の、旦那へのやりとりも、いやここは特に学ぶべきところだったように思う。
メンズの芝居に引っ張られてしまったが、こういう時こそ、女性陣の芝居をよく観察すべきだったと反省がある。
もう一度見て、勉強したい。ドラマやその延長の映画では、こういう役割が女性には求められるだろう。日本で言うと、上戸彩さんがよくやっているように。
娯楽映画とバカにせず、こういった映画では役者が渡された役割と、その役割をどう具現化しているかということを、しっかりと学びたいと思う。意識を変えていきます!