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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスターのtomひでのレビュー・感想・評価

4.0
IMAX期間限定で「アバター3Dリマスター版」が上映されたので久しぶりに観直してみた。リマスター感や3D感は昔観た時とあまり変わらなかったが、見終わったあとの満足感は今でもめちゃくちゃ感じる映画だった。十数年前の映画だが完成度の高さを改めて感じた。

惑星パンドラ、先住民や動植物がリアルで本当に実在しているように感じさせる。逆に人類側が嘘っぽく感じるくらいだった。(ロボット重機みたいなヤツとか)

カメラがめちゃくちゃいい。殆どCGなのでCG空間内で設定するカメラ設定がいいと言うべきなのか。アングルやカメラの移動設定がとても巧くて迫力のある映像を見せてくれる。翼竜をからめて飛ぶシーンのカメラ設定、その浮遊感などめちゃくちゃ気持ちいい。

あと映画のカメラでは通常あまりズームを使わないが、この映画ではズームしているカットが時々入る。ドキュメンタリーのカメラマンが被写体を急に見つけて慌ててズームするようなカット。これをいちいちCG空間内で手持ちのブレ感とズームを設定してるのとかみるとジェームズキャメロンいいなぁとなる(笑)架空映画なのに一部ドキュメント風の撮り方。

当時この映画が公開されて家電量販店などで3Dテレビが売られ、うちも一時期3Dテレビになったが(笑)、やはりアバターに続くコンテンツが全く出てこなかったので完全に廃れてしまった。技術と中身が融合した稀少な作品が「アバター」だった。
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