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ヴィーガンズ・ハムの7のレビュー・感想・評価

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)
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内容はいたってシンプル、そしてノリが良くも悪くも軽いためカニバリズムについてや、連続殺人についてなどそこまで深く考える必要もない。徹底的に見やすさにステータスを全振りしているブラックコメディ作品。

過去に世界には殺した相手を食すようなサイコは存在したようだが、設定自体が非現実的なため、売りにしていると思われるグロシーンは作り物感がプンプンする。おそらく、最初は目を逸らしてしまう人でも慣れがすぐに訪れる。個人的には『孤狼の血level2』の眼球に指を突っ込むシーンや『アウトレイジ』のカッターで顔を傷つけるシーンのほうがリアリティがあり、グロさを感じてしまう。

出演しているヴィーガン役の役者さんたちのビジュアルが良い。個性的。いつの間にかに自分も主人公たちと品定めをしてしまったり、あれがいいのではないか?と提案してしまったりしている。

時間をそれほどかけずに必要なシーンだけをまとめているため、製作的にもコスパが良いし、鑑賞する我々にも短くパパッとみれるというメリットがある。Win-Winな作品。
ただ、最後の終わり方が雑で安っぽすぎた。そこだけどうにかしてほしい。
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