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オッペンハイマーの7のネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ノーランはノンフィクションですら時間を自由自在に操るのか…。これまでの作品で得た信用やファンが大勢いるからこそ成り立った作品ではないかと。その点においては『君たちはどう生きるか』を出した宮崎駿と同じ部分がある。

事前に映画系YouTuberの予習動画を見てから作品を観に行ったが、大正解。あえて予備知識をいれないで行こうとしてたがやめて正解。事前に情報を入れても置いていかれる箇所もあった。レンタルや配信になってから納得いくまで観るのが自分には合ってそう。「原爆の父」と呼ばれていた人物についての作品であり、日本で順調に公開とはいかなかったところからある程度覚悟を決めて観たがやはり常にモヤモヤはあり、考え込んでしまう。
しかし原爆のことよりも赤狩りのことの方が多く出てきたことにも驚きがある。

音が最高に不快。オッピーの抱えてる鈍い不安や扱うものの恐ろしさが伝わってきそうだった。

オッペンハイマーを原爆の父としてではなく、悲しき天才として半生を描き、否定も肯定もしない。内容はどうであれ映像や会話劇に引き込まれたことは事実。2回目の鑑賞はノーランの最新作として鑑賞しようと思う。

ロバートダウニーJr.が個人的にMVP
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