豆onpeets

メトロポリスの豆onpeetsのレビュー・感想・評価

メトロポリス(2001年製作の映画)
5.0
久しぶりの鑑賞。やっぱ破壊系すきだ!!

若い頃に見た時は、映画館で見たのですが、気持ち悪さが凄く印象に残ってました。

歳を重ねて久々に見てみると、
主人公を追いかける悪役の男の子、ロックの父親への信仰心か、歪んだ愛情なのか、執着が凄くて
「あっ。。ロック好き。。」
となった自分は大人になったんだなと感じました。

ストーリーは、メトロポリスと言う街に新聞記者を装って潜入している探偵のヒゲおやじと主人公のケンイチ。
2人は犯人の潜伏先と思われる工場を見つけるが、謎の火災にあっており犯人を捜すべく、火の中に飛び込む。
そこでケンイチは、ティマと言う機械の女の子と出会う。
その後、ヒゲおやじとは逸れてしまい。
その機械の女の子を何故か執拗に追いかけ回すロックからケンイチは一緒に逃げ回る事となる。
一方、ヒゲおやじは犯人の残した一冊の日記を手に入れていた。

メトロポリスは、なかなか不安定な街でロボットの所為で仕事をなくした人間達が暴動を起こしそうになっている。大統領とレッド公も表面では手を組んでいるが裏で暗躍している人間がいた。

ざっくりとストーリーを書いて思ったのですが、これからの時代そのものですね❗️

この映画の良さは、手塚治虫の映画じゃなくて、きちんと2000年のアニメとして、りんたろうさん、大友さんのアニメとして作ってくれた所にあり、
手塚治虫映画ではきっと可愛さとか人間さを優先させてしまう所を不気味さ、不協和音を優先させてくどく語り過ぎない所が最高でした。
アニメーションも素敵すぎる❗️

不気味だけど綺麗な配色、不釣り合いなBGMがまた一際不気味、淡々と壊されていくロボット達、ロボットなのに心が痛む位に酷い壊れ方のアニメーション、ロックは人でさえも淡々と殺していく所も不気味、全てが不気味なこの映画はとても良いトラウマを残してくれる事間違いなしと思います。

昔見た時に感じた気持ち悪い映画なのではなく、不気味な映画だと改心しました。

執念深いロックを是非、堪能して頂きたい❗️❗️
豆onpeets

豆onpeets