平日の昼間の時間帯にも関わらず満席。
見渡す限りの高齢者。平均年齢70歳くらい。
彼らは何を感じたのだろうか。
少し気になる。
ーー感想ーーー
結局「事実」というのは半径0メートル。己自身が五感で感じたことにしか存在し得ない。
あくまでもその他の伝聞やニュースなどは真偽の確かめようがないものである。
では、何を信じるか。
仮に、この世に天使と悪魔がいたとして。
「ワルモノは悪魔」という世界が決めたイデオロギー。
しかし僕の目の前にいるのは
やさしい悪魔と意地悪な天使。
「世界」は天使を選ぶだろう。
しかし「僕」は悪魔を選びたいと思う。
でもそんな単純な話じゃすまない。
「僕」は「世界」には勝てない。
悪魔を選んだ「僕」は悪魔。
「世界」はそう決めつけるだろう。
そしてぼくらは迫害される。
そうして秩序は保たれていく。
数の暴力。屈折していく正義。善悪二元論。言論統制。。
そんなことを感じた映画でした。
100年前の人々の暮らし。質素やなぁ。
当時の人が今の僕たちの暮らしを見たら驚くんじゃないだろうか。
鳴り始めた太鼓の音。曲が終わるまでもうそれは止めることができない。
決して他人事じゃない。
過去ではなくて未来のお話。かもしれない