不乱苦

機動戦士ガンダムSEED FREEDOMの不乱苦のレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)
2.5
娘にせがまれて、一切予備知識のないまま鑑賞。
テンプレ的なキャラ、テンプレ的なセリフ、テンプレ的なストーリー展開に鼻白らむこと甚だしかったが、戦闘シーンのクオリティの高さ、惜しみなく見せるサービス精神には感服した。
CGで動き回る戦艦もモビルスーツも、CGだからこそ生み出せる派手さ、ダイナミックさに満ちていて、実写的なリアリティではない、アニメ的なリアリティ表現としてとても魅力的。日本アニメの独自進化なのだと思うが、世界的に誇れるレベルなのではないだろうか。正直言ってキャラクターの区別もモビルスーツの区別も敵味方の区別もつかないので、何がどうなっているのかわからなかったが、それでも手に汗握って興奮しながら観入ってしまった。
何の予習もせずに観るのが悪いとは言え、導入部分はもう少し丁寧に説明して欲しかった(前から観てる人だって律儀にあらすじ覚えてるとも限らんだろうに)。途中から話の流れが大体わかってからは、特にこれまでのあらすじを知らずに楽しめるようになっていたので、そのあたり、初見でも楽しめるようなアピールがあっても良かったと思うのだが、ガンダムというコンテンツはもうそういうことでいいということだろうか。その点が少し残念だった。
続編があるのならまた観に行くと思う。
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